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システムのデモで「自動で通知できます」と聞くと、便利そうですよね。私ならその場で、誰のところに、どの時点で通知が届くのかまで聞きたくなります。
今回は「養殖DXから考える人事システム導入|要件定義で決めたいこと」をテーマにご紹介します。
養殖DXの例で見る「目的」と「機能」の違い

シロアマダイの共同研究では、陸上で安定して育てるための技術を検証します。このニュースを題材に、仮に「担当者が現場を離れている間も水温の変化に気づきたい」という課題を考えてみます。
センサーを置くのは実現方法の一つです。何分以内に気づきたいか、誰が画面を見られるか、夜間は誰が対応するかを決めていくと、どんな仕組みが必要かが具体的になります。
人事システムの要件は、給与締めまでの流れで考える

勤怠システムで打刻漏れを減らしたいなら、まず本人が気づくタイミングと、上長が確認する期限を書き出します。人事が確認する時点で修正が終わっていれば、給与に渡すデータを整えやすくなります。
ベンダーには「通知はできますか?」に続けて、「本人が修正しないまま締め前日になったら、上長や人事にはどう見えますか?」と聞いてみましょう。具体的な場面を示すと、デモで確かめたい操作もはっきりします。
通常の流れと一緒に、例外の扱いも決める

交替勤務で日付をまたいだときや、出張先で端末が使えないときにも、同じ運用で回るでしょうか。上長が休みのときに代理承認できるか、締め後の修正はどこに記録するかも、導入前に確かめたい点です。
試行するなら、標準的な勤務の例と、締め前に打刻漏れが見つかった例を一件ずつ用意します。本人、上長、人事がそれぞれの画面で操作し、最後に給与へ渡すデータまで確認すると、引き継ぎの抜けが見えやすくなります。
ITパスポートの要件定義を現場の言葉で覚える

IPAの出題範囲には要件定義やプロジェクトマネジメントが含まれます。「締め前の確認を早めたい」という目的を、「誰が、いつ、どの情報を見て、どう動くか」に置き換えると、要件定義が何のためにあるのか分かりやすくなります。
私なら、まず打刻漏れ対応を一つ選び、いまの手順と導入後の手順を横に並べます。どこが自動になり、どこに人の判断が残るかを線でつなぐと、現場にもベンダーにも説明しやすくなります。
参考資料
今回は「養殖DXから考える人事システム導入|要件定義で決めたいこと」をテーマにお届けしました。
