パワハラ体験記
人事総務員の実体験を紹介
パワハラにあった人事総務員の実体験を紹介
過去10年にわたり務めてきた上場企業のグループ会社であった私のパワハラのお話です。
もしかしてこのサイトにたどりついた方は、私と同じくツライ思いをしているかもしれませんね。
でも、絶対に諦めないで!あなたは悪くない
では、まずは登場人物からご紹介していきます!
役員の豚さん
悪の根源
法学部卒業
人事総務課長の亀さん
仕事中タバコとゲーム
仕事はしないのが基本
私(牛)
人事総務から
また人事総務へ
役員の豚さん
悪の根源
法学部卒業
まずは悪の根源である役員の豚さんについて人物像を紹介していきます。
法学部を出たにも関わらず、社内の決まったルールは守らないツワモノ。
過去には、彼の圧力により休職した男性社員も数人いる。
また、私と同じ部署で働いていた女性社員を圧力のもと精神崩壊させて退職に追い込んだ過去を持つ。
嫌なこと気に食わないことがあると、怒鳴ったり、物をたたいたりと暴力的な一面がかなりある人物。
上場企業のグループ会社とは言え、役員とは面白すぎるポジションだ!
人事総務課長の亀さん
仕事中はタバコとゲーム
仕事はしないのが基本
他部署から仕事が出来ないから邪魔ということで、なんでも屋的な役割として名ばかりの役職を与えられて勘違いしてしまった人事総務課長の亀さん。名前の通り、のろまさんである。
仕事中は休憩室でひたすらタバコとゲームをし、サボりという名のコミュニケーションに力をいれている笑
電話やメールの問い合わせがあっても、対応することはない。
デスクまわりは山のような書類の山!ただ、特技はそんな書類の山でもどこに何があるかは判断できるらしい(自称)。仕事をしないため、課長と私しかいない人事総務の仕事はすべて私にまわってくる実態。
私(牛)
人事総務から
また人事総務へ転職した経歴の持ち主
上司である亀さんの指示の元働くはずなのである立場だが、亀さんの仕事の進捗管理や遅れを指示するなどなぜか亀さんの管理を役員である豚さんに指令されていた。
給与処理から人事管理まで幅広く一人で業務をこなし、他部署からの上司への問い合わせもこなす平社員。
社内の評価は標準と誰も業務を見ていない実態にも日々腹立たしさを感じていた。
評価や給与処理をするがためにみたくもなくても、自分の評価や他人の評価を知ってしまうというポジションであるのが人事総務のツライところ。ましてや、出来の悪い上司のお世話もしほぼ一人で課を回している実態を他部署は知っていても改善されないひどさにも嫌気がさしていた。
パワハラ
パワハラに耐え切れなくなった私
上記のような人物設定は理解いただいたかと思う。
どこの企業にもありそうなあるあるではないかとは自分でも思っている。
日々嫌なことはあったが、それなりに対処し、我慢をして 10年以上勤務していた。
だがしかし、、、耐え切れなくなってきたのだ・・・。
上に立つものが、現場の実態を知らずに平社員ってのはおとなしく働いとけ!といった威圧的な構図は本当によくあることではないかと思う。課長である上司の世話をしつつ、社内の人事総務の運用を一気に引き受けて対応していた状態なのだが、あるときなぜか私が仕事をしない!という設定に役員の豚さんに追い込まれる事態となった。 それに至る前には、私と一緒に働いていた女性が豚さんに怒鳴られて日々威圧的な態度をとられて退職に追い込まれた。
その後は、その威圧的な対応は課長の亀さんへと目が向いた。
亀さんは、豚さんから怒鳴られたり、近くで壁を叩かれたり、人前で書類を投げられたりと女性が退職したことで豚さんのいつでも誰かにあたりたい!という矛先の対象となった。
そして、亀さん自身も精神的におかしくなっていたのだが、基本仕事はしないので、そんな環境下においても高給取りのポジションがお気に入りで、仕事中は休憩室でタバコとゲームをするのが基本形であった。
そんな日々が続くものだから、人事総務の仕事はすべて私が行うことになるのである・・・。いわずもがな・・・。平社員ツライ・・・。
悪の根源である役員の豚さんに相談
この時点で悪の根源である役員の豚さんに亀さんの態度を相談したのだが、あいつは忙しいから手伝ってやってくれの一言。は?忙しい?たばことゲームがですかね?・・・。
そのことも伝えたが、というか、そもそも 豚さんは亀さんに何の期待もしておらず仕事の出来ないやつというレッテルしかなかった。出来ない分は、牛である私がやればよいという頭である。
誰かがやっておけばそれでよい!誰かというのは、人事総務には2人しかいないわけだから必然的に私になるわけだ。納得いかない・・・。
パワハラ発動!
その後も、ひどい社内状況は続いていたがなんとか働いていた。
だがしかし、とある仕事の一件で私へのパワハラの矛先が変更になった。
それは、本来は上司である亀さんの仕事であったのだが、相変わらず仕事をしない亀さんは仕事をしくじった。結論としてはやらなかったのである。いつものごとく、忘れていたのでしょう 。
忘れていた仕事の内容を私が知っている場合は、代わりに対応をするのが私の役目的にもなっていた・・・。だが、その時は私にはその情報が回ってきていなかったのである。
そのため本来は亀さんがやらなかったしくじり仕事なのだが、出来ていないのは私の牛の責任とパワハラ王である豚さんはとにかく怒りたい!という思いで、何の関係もなく、話の事情もしらない私がその後怒鳴られたり、デスクを叩かれたり、馬鹿かなんていうメールがきたりと散々な目にあった。
はじめはこち側も馬鹿なのか?くらいな軽い気持ちだったが、日々キツイ言葉やデスクを叩かれたり、皆の前で怒鳴られたりするのはつらさを感じた。 自分がミスった仕事でもないのに、出来損ないの上司のフォローをするために私が怒られるのは納得がいかないし、これからも働いて役員の豚さんが定年を迎える20年ほど我慢をするのは耐え切れないと判断した。
もう辞めようと思った
こんな悪状況のなか、自分が仕事をする意味?お金は欲しい、一応上場企業であるネームバリューはある。安月給だったが笑。でも、これから先もこのパワハラ状況では気が狂い、自分のメンタルを維持するのは難しいと考えた。
辞める決断をしたときには、少し頭も痛く、眠れない状況が続いていた。
そして、人事総務員だからこそ、他のうつ従業員と話す機会もあり、重度のうつになったら社会復帰は難しいものだとわかっていた。そのため復帰できないほど体がつらくなるまえに辞めようと自分のために思った。
辞めを決意してからの動き
辞めを決意してからは、役員である豚さんの私への悪態の痕跡を書面にまとめるように日々した。
新たにまとめて作った書類もあるが、基本的に豚さんの暴言はメールで過去から素晴らしい暴力的なお言葉をいただいていたため過去にされたことの悪態リストはすぐに出来た。メールを印刷するくらいで済んだ。
また、いざというときには録音しようともこころみた。
一番、録音しておきたい場面があったのだが、突然個室に呼び出されたことがあり自分自身がパニックになり録音できなかったのが今でも悔やまれる。
豚さんから牛は仕事をしていない!何もしていない、亀が迷惑していると。
え?まじか?って感じでしたね。
逆なんですけど!
たぶんこれは亀が仕事をしないことを他部署の人が密告したのであろう。
ただ、亀にいったといころで仕事をする人ではないので、豚は亀が出来ないということで私・牛に押し付けだしたのだ。まいった・・・まいった・・・。
そして、みな、牛の私が仕事をしていない!と言っている。困っている!と言われた。
みな?とかいわれ、え?そんなのか?とこちらはひるみかけた。
皆とかいうのってずるいですよね~。そんなこと言われるとこっちが悪かったのでは?と勘違してしまう笑
ただ、ここで今でも自分で自分を褒めてあげたいのが、みんなって誰ですか?といったこと!!!笑
まさか役員の豚さんは私が口答えするとは思ておらず、みんなはみんなだーっていった笑笑笑
まじか!!!
それって小学生が嘘つくときにやつじゃないかと思った!
これ嘘だわと!
しかも、私の元にはいつも他部署から上司である亀が仕事をしないのをどうにかしてくれというクレームが直接私に入っていており、私が代わりに対応してくれることがありがたいと言われていたため、自分が何も仕事をしない!という思いはなかった!
その後も、みんなって誰ですか?
みんながそういうなら私も改善出来る事があると思うので、どんなことを仕事をしていないのかといっているのか具体的に教えて頂けますか?と言ってみた。
そしたら、みんなはみんな!とにかく仕事をしないってことだ!って言われた。
だから、具体的には?って聞いたら。
こういった業務の事だとかいうので、え?その仕事私まったくしりません!
とにかく私には仕事の内容がおりてきていないのだ笑
私は予言者ではないので、知りもしない仕事内容まで読めません!と言いました笑
嘘をつくなと言われましたけど・・・。やってらんねーなと!
この後、デスクもバン!とたたかれて、急に退室した豚さんでした。
この話を録音できていなかったのは本当に残念でならない。
この音声が残っていれば豚はクビだったはず!
そして、この時にもなんだったかな今となっては思い出せなくなりつつある(←いいことだ笑)が、すごいひどい言葉を散々いわれたな。ふてぶてしいとかも言われたな~、どっちがだよ!って思った!
がんばったよ私!
大声で自分のことを言われると、私って、そんなに仕事してないやつなのか?とか軽く思ったりもしてしまう。パワハラって人に自分が価値がないように思わせる力があるようにコントロールするからとても危険である。悪くない当人が悪いと思ってしまう謎。
でも、この時、私は悪くない!って思えた自分が今でも誇らしいよ。
だから、もしあなたのパワハラでツライ思いになっていたら、大丈夫!
今は、軽く洗脳させれているだけだよって自分のことを思ってくださいね。
パワハラの実態をまとめてコンプラへ相談
本来は、人事総務が会社のパワハラ処理をするべきところだがその人事総務の役員がパワハラをしているため訴えるとことはなかった。そのため外部のコンプラを対応してくれるところを探したが、公にしすぎるのもどうかと迷った。最悪、その外部先にお願いしようと思いつつも、一旦上場企業である親会社のコンプラ担当者へ連絡をとった。即座に話を聞きにきてくれて、事情聴取が行われた。
個別に、役員である豚さんや課長である亀さん、そして口外しないという約束の元に他部署の数人も状況を求められた。ありがたいことに他部署の人が実態をしっかり伝えてくれた。
役員の豚さんへの目が気になるところだろうが、誰が密告したかわからないようにしてくれたことと、 豚さんのことを嫌いな人は多くいるため、逆にモノをいってやるというチャンスにも変わったようだ。
これは後で知ったことなのだが、私が報告したのだよ!と言ってくれる他部署の方がいました。
ありがたいことですね。
そんな事実確認もとれたことで、日々仕事をしない上司の亀さんの行いから、役員の豚さんの暴力的な悪態ぶりまで摘発された。役員の豚さんは、減給となった。いくらか聞いたのだが、私には大金だが、豚さん的にははした金だな程度でしたね。
そして、私は結局辞めることにしたのだが、そもそもなぜ私が辞める必要?って感じですけど、もうこの会社のブラックさに嫌気がさしていたので良い機会だった。
自分自身が人事総務にいるため、社内規程など十分にわかっていた。
だからこそ、自分で辞めたものの、雇用主である役員からの嫌がらせということや、過去にパワハラの前例で辞めた時の対処方法なども含めて辞める際に有利になることは徹底的に発言した。
その結果、特例として退職時の扱いがあった。
この時に、人事総務でしっかり会社の法律のようなものを把握していてよかったと思えた。
人事総務員であったことの強み
今回は、役員の豚さんからパワハラを受けるという事態になったけれど、人事総務員であったことが本当によかったと思えることが多くありました。
人事総務は様々な部署と関わる機会が多いため私の仕事ぶりを陰で見ていてくれる人がいたこと
このおかげで私のパワハラの証拠を話してくれる人がいました。
秘書的な仕事もしていたので他の役員(社長)が間にはいってくれたこと
人事総務は会社の上層部の方と気軽に話すことが多いので、パワハラ王の豚さんとの間に入って
話を調整してくれたこと。人として、役員としてもパワハラダメ絶対!と言ってくれました。
でも、直りませんでした笑 。社長の意見無視ってどうなんてんのだ豚ヤロー笑
親会社の健康管理の産業医や保健師さんと仕事上関係があったこと
通常の仕事のなかで産業医の先生や保健師さんと関りがあり仲良くなっていたこともあり、
親身に相談にのってもらえたこと。また、私の勤めていたグループ会社ではその豚さん関連の
ハラスメントが頻発していたのもあり、産業医や保健師さんも、またか!といった感じで、
話を理解してもらえるのが早かったこと。
過去にパワハラがあったときの会社の対応方法を知っていたこと
パワハラが頻繁にある会社に働いていたので、過去に辞めた人がどのような特例で会社を去ったのか
その時の、休職時、給与、退職金などのパワハラによって受けた特例があることを知っていたこと。
給与処理とか退職金の支払いなんかをしていると色々わかってしまうことがあるのです。
雇用保険の制度を知っていたこと
これまた過去にパワハラの手続きをしたことがあったので会社がどんな対応をしたのか知っていたのが、
雇用保険は自己都合かパワハラかの退職で支給額も違うし、支給時期や期間も異なります。
ただ、会社がパワハラって認めないとこの雇用保険の特例は認められない場合もありますが、
会社がみとめて離職票を書いてくれなくても、ハローワークに離職票を提出する時に、パワハラにあった
という事実と証拠があれば対応してもらえます。ただ、会社が認めてくれないときは、証拠が多く
必要となるので、準備をしっかりしましょう!あなたは絶対勝てる!
健康保険の制度を知っていたこと
パワハラで退職したときは、国保が安くなるのを知っていた。
ただし、雇用保険の申請でパワハラと認定されていないとダメなので、雇用保険の申請が一番重要
企業年金の割り増しやその他助成金の存在を知っていたこと
自己都合で退職した時って、当たり前に企業年金は年数換算し、移行するか一時金で預かるかなのだけど、
普段から業務で関わっている年金の担当者さんに事情を話したら、パワハラは会社都合で扱ってもらえると
知れたこと。パワハラ!って言わなかったから通常通り年金の方は知らずに通常処理するけれど、
仕事柄身近に話せたからラッキーだった。
他にも、もしこのパワハラの争いに負けるようなことがあったとしたら、ここに逃げ込め!とまで教えてくれた担当者の方もいました!ありがたいです!!!感謝!!!
人事総務関連に携わる方って、いろんなお金に関することに詳しいのでホント助かりました。